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ほんのり晴れた日曜日の夕方、読みかけの本と
鴨たちのパンを持って、Hyde Parkに
お散歩に出かけました。
冬時間になってからは4時ころには暗くなり始め、
うっすらと白い息も出るようになりました。
落ち葉の音が心地いい土の道を歩いていくと・・
リスがたくさん！みんな忙しそうに木の実を
口に詰めて、行ったり来たりしています。
え？ くれるの？
ちょうだいちょうだい！
パンをあげてみましたが、味はあまり
お好みではなかったみたい。。
少し離れたところからもう1匹歩いてくる子が
いると思ったら、小さなネズミがてくてくてく。
以前は怖いイメージもありましたが、実物は黒目がちで
愛嬌があって、シルバニアファミリーのネズミ一家を
思い出します。
ネズミというと夜、暗いところを駆け回る印象を持って
いましたが、この子はすっかりリス化していました。
特にかわいいのが、この指・・
ネズミもリスたちもころりと丸くなって、
冬眠の準備も順調なようです☆
この1週間は、Barbicanでジャズフェスティバルが
開催されていました。お友達から知らせてもらい、
急いでSteve Reid Ensembleのチケットを予約 ♪
普段はクラシックのためのコンサートホールですが、
この日は全く違う空間が広がっていました。
Steve Reidのドラムも存在感も神懸かっていて、
5人のすばらしいバンドメンバーとの2時間の熱演は、
ステージに向かって時間までもが吸い込まれていくほどの
引力と魔力に満ちていました。
汗を光らせながら満席の喝采を浴び、客席に向かって叫んだ
'love and power of music！' という言葉が、今も熱をおびて
思い出されます。
そのバンドメンバーの方と親交の深い桐朋のお友達も、
今回のライブに合わせてドイツからロンドンへ。
10年ぶりの再会が叶って、翌日はみんなでお食事。
最近オープンしたばかりのインド料理のお店で
激辛カレーにホクホクしながら、音楽話に花が咲いた夜でした。
今週はいろいろなことがひと区切り＊
週明けに、前から気になっていたJamie Oliverの
レストランで乾杯しました。
FIFTEENというお店の名前は 15番地にあるということと、
仕事を失った15人の若者を、Jamie Oliverが一流のシェフに
鍛え上げてオープンしたという歴史からきているそうです。
当時のメンバーはもう世界に羽ばたいているそうですが、
入れ替わった現スタッフの方たちからも、お店とお料理への
愛情が店内いっぱいに溢れていました。
モダンで落ち着いた地下フロアでいただくお料理はどれも
繊細で盛りつけも美しく、ほっぺたが落ちっぱなしでした。
ちょっと写真が暗いのですが・・
これは洋梨、くるみとゴルゴンゾーラチーズ、
生ハムと赤レタスの"Fantastic salad"。
洋梨とゴルゴンゾーラの相性は想像以上でした！
こちらは2皿目のメインの鴨ロースト。
お肉に添えられたポテトも香ばしくて
とても美味しかったのですが、メニューによると
エルサレムのアーティチョークと炒めてあるとのこと。
どんな食材なのかな。パンひとかけ、サラミ1枚でも
食材の格別のよさが分かりました。
デザートはシャンパンとルバーブのゼリーを織り込んだ
パンナコッタに、ナッツとレーズンのビスコッティ。
もう満腹のはずが、どんどん口の中でとろけていきました・・
本当にデザートは別腹です(>u<)
これからゆっくりと冬に向かう季節。
Jamie Oliverのレシピ本を1冊買って、あたたかい
オーブン料理なども色々研究してみたくなりました☆
FIFTEEN London
15 Westland Place, London N1 7LP
+44 (0) 203 375 1515
コタの写真を家から色々持ってきてもらいました。
寒がりコタは最近、窓ぎわのクッションの上で
日なたぼっこをしながら、陽のあたる場所にあわせて
モコモコ移動しているそうです。
そんなコタにセーターとマフラーのおみやげ＊
子供服のコーナーに売っているのを妹が見つけて
一目惚れしてしまいました。
お店の方からは 「お子さん用ではなく
ワンちゃん用ですが大丈夫ですか？」と・・
確かに、人間用もあったら私も欲しいくらいです☆
そして 早速写真を送ってもらいました。
新しいお洋服を着て、ちょっとおすましコタ。
マフラーもつけられそうだし、サイズもピッタリ！ と
喜んで見ていたら・・
あらら・・耳もたれちゃった。
まだちょっと暑かったかな。
妹とザルツブルグに来るのは、7年前に音楽祭での
レッスンを受けにきて以来です。それでも、
ゲトライデカッセというメイン通りも、よくお昼ごはんを
食べにきたシーフードのお店も、馬車の脇で路上チェスを
やっている街角も前と変わらず、タイムスリップしたような
気持ちになれました。
大きな焼き栗をほお張りながら山頂の城塞に行き、
懐かしく街を見渡してから、モーツァルトが
オルガニストを務めていた大聖堂へ。
ゲトライデカッセにあるクリスマスショップと
チョコレート屋さんにもすっかり長居してしまいました＊
そこではクリスマスのながーい靴下を購入。
妹はこっそりリースを買って、ロンドンに戻ってから
プレゼントしてくれました♪
最後は2ヶ月ぶりのミュンヘンへ。初雪を迎え、
すっかり初冬の装いです。
まずは地元のドイツ料理のお店へ。
ここのウィンナーシュニッツェルは、未だ私の中で
トップを維持しています。特製のクランベリージャムも、
魔女の宅急便に出てくるような 元気のはじける
おかみさんも妹に味わってほしかったので、大満足＊
そして、揚げパンも食べにいきました。
やっぱり揚げたては最高です。
おみやげに、日本にも持ち帰れたらいいのにな・・
Modern Pinakothekは遅くまで開いている
日だったので、飛行場に向かうギリギリまでゆっくりと
見て回れました。常設展も前回とは入れ替わっていて、
かなりの見応えでした。ロビーのゆらゆら椅子も持ち帰りたい！
ロンドンに戻り、妹が帰国するまでの数日はお天気も
もちこたえてくれました。テムズ川を見に歩いていたら、
ちょうどマジックアワーの時間帯。絵はがきのような
ロンドンの光景が広がっていました。
本当にピーターパンが飛んできそうです。
そういえば、ザルツブルグに泊まったのは10月31日。
レストランでご飯を食べていたら、羽をつけて仮装した
子供たちが入ってきて、袋にお菓子を入れてもらって、
みんなでまた外に駆け出していきました。
ハローウィーンのこうした光景を見たのは初めて！
本当にお菓子をもらいにまわるのですね☆
2週間ほど妹が遊びに来てくれていました。
ロンドンではおいしいものを食べ歩いたり、ミュージカルを
見たりおやつを持ってHyde Parkをお散歩したり・・
お友達にオックスフォードにも連れていって頂いて、
その後は2人でオーストリアとドイツへ。
盛りだくさんの計画をのんびりと楽しみました＊
空港のチェックインカウンターではパイロットさんの
生演奏が流れ、ショパンのワルツに見送られての出発です。
そしてウィーンに到着！
2日間の滞在のあいだに美術館を歩き回り、念願の
クリムトとエゴン・シーレの作品を堪能してきました。
お待ちかねのお食事は、楽しみにしていた
ウィンナー・シュニッツェル。
薄いお肉をサックリ揚げてあるので
予想ほど重くはないのですが、それでも
お皿が見えないほどのこの大きさは・・
2人で半分ずつにしました。おいしかったー！
カフェ・ザッハーで本場のザッハトルテも
いただきました。生クリームにほとんど
甘みがなく、ケーキと絶妙の相性です。
もう一つの本家、DEMELのザッハトルテは
日本にも店舗があるそうです♪
DEMEL JAPAN
カフェ・ザッハーの表通りにはオペラ座がそびえています。
来年はどんなニューイヤーコンサートになるのでしょう！
翌日は初めての街、リンツへ。
路面電車でメイン通りをすすみ、ライン川に面した
中央広場には大聖堂とミュージアムやカフェが並ぶ、
かわいらしい街でした。
おもちゃ箱のような駅から登山鉄道に乗り、街を見渡す
なだらかな丘の上へ向かいました。列車を降りると、
秋色の木々の間から修道院の美しい塔が見え、後ろには
穏やかなリンツの景色が広がります。
この日は薄曇りだったのですが、丘の上にいる間は雲間から
柔らかな光が淡く線になって注ぎ、とても神秘的な午後でした。
このあとはまた列車に揺られ、妹との思い出の街、
ザルツブルグに向かいます＊
