日本でまとめて頼んでいた本が、はるばる段ボールに入って
届きました。ソファーの足もとに、スピーカにはさまれて
新刊コーナーができています。
久しぶりに読みたくなった『銀河鉄道の夜』も注文しました。
1ページめくるともう、星屑のような繊細なことばが
きらきらと詰まっていて、句読点のリズムひとつずつが、
柔らかくしみこんできます。
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このすきとおる二つのお宮は、まっすぐに向かい合っています。
夜は二人とも、きっとお宮に帰って、きちんと座り、
空の星めぐりの歌に合せて、一晩銀笛を吹くのです。
それがこの双子のお星様の役目でした。 (『双子の星』)
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表紙もきれいです。
ちょうど先日、装丁家の鈴木成一さんの番組を見たところ
だったので、(この本は別の方なのですが)どんな風にして
この本1冊ができあがったのだろうと、本のつくりを見る
楽しみも増えました。
そういえば、ゼペットじいさんの靴屋さんは創業100年の
老舗と書いたのですが、よく考えると、日本での老舗は
「寛永元年」や、創業400年や、それほどの単位・・
長い長い年月です。
ボストン最古のレストランはUnion Oyster Houseという
シーフードのお店で、創業は1823年。ケネディも
お気に入りだったそうです。
実はここのショップコーナーで見かけたロブスターの
パペットが気になっているのです。家には夫と、妹と、
パペットの達人が2人もいます。
おこり坊の友達を見つけてあげたいな。
今日は秋雨で、窓の外が白く靄がかっています。