昨日は、降り続いていたのも、積もっていたのも
見たことのない大きな雪の結晶たちでした。
特大のものは小指の爪くらいあり、
ふとコートや手袋を見ると
模様ができたよう!
髪の毛にもちらちらとくっついて、
雪飾りが撒かれたようでした。
そして、あたりの音を透明にして、
結晶の音が届いてきそうに静かです。
こんな楽器もステキだろうな。
日本で初めての雪の観察書、雪華図説は天保の時代に
古川の藩主によって記されたものなのだそうです。
20年間、オランダから輸入された顕微鏡で
雪の結晶を研究し、86種類を記録したとのこと!
その手順は、
1. 雪が降りそうな夜にあらかじめ
黒地の布を外にさらして冷却。
2. 舞い落ちる雪を、その布で受ける。
3. かたちを崩さぬよう注意して、
ピンセットで取り黒漆器の中に入れる。
4. 吐息のかからぬよう「蘭鏡」で観察する。
と記されているそうです。
お殿様が雪の日を待って、息をひそめて
家臣と漆器をのぞき込む様子、
想像するだけでワクワクしてきます。
昨日の結晶は、右上の図に近そうです*