ボストンからカナダ国境を超えてまっすぐ北に5時間。
前から行ってみたかったモントリオールの街を訪れる
ことができました。
ライプツィヒから来ていた聖トーマス教会少年合唱団の
夢のような歌声に包まれたモントリオール大聖堂、
「奇跡の人」とも呼ばれたアンドレ修道士によって
歩けるようになった人々の、無数の松葉杖が奉納
されている聖ジョセフ礼拝堂・・自分の中に水が
満ちていくような、美しい祈りの場に身をおかせて
頂けた、貴重なひとときでした。
クレープ、スモークミート、ベーグルにスモーク
サーモンに・・美味しいものももりだくさん!Old
Townと呼ばれる旧市街は特に、ヨーロッパの街角が
思い起こされながらもカナダ特有の開放感もあり、
とても魅力的な街でした。
バックミンスター・フラーの眠る美しい墓地が
ボストンにあるのですが、建築物は初めて見ました。
モントリオール万博のパビリオンでもあったジオデシック・
ドームです。宇宙のように連なる三角形は、フラーの
慎ましい墓石に刻まれていた多面体が思い出されます。
その写真を見返すと多面体と1輪のバラとともに'Call me
TRIMTAB'という言葉も刻まれていたのでした。遥かな未来
へ舵を取った、この美しいドームを背にカナダの夕日を
見納めです
そして先週末はThanksgiving、感謝祭の4連休でした。
今年の七面鳥はなんと11kg!これまでで最大です。
七面鳥は前夜の下ごしらえから全て夫にお任せで、
私はサイドの定番お料理を担当しました。スイートポテト、
バターナッツスカッシュ、リンゴ、クランベリー、旬の素材
たちに伝統的な味付けとシンプルな調理法です。大さじ1かと
思ったらカップ1だったバターのレシピにはさすがに尻込みして
半量に
丸1日クツクツ煮込んだり、オーブンでじっくり焼い
たり・・きっと家族が毎年楽しみにする、そのお家ごとの
定番があり、それが受け継がれていくのだろうなと、メイ
プルシロップやシナモンの甘い香りとともに、暖かい気持ち
に包まれます。
大きな丸焼きに驚いた息子のミニカーたちが、続々と
見に集まっています
ファミリーが皆で集い、たっぷり作ったお料理を数日
かけてのんびり食べきっていく雰囲気は、日本のお正月と
お節料理に重なります。
翌日はデザートに、モントリオールで息子も大好きに
なったクレープを一緒に作りました。お店でクレープを
頬張った時の写真を見ながら、同じものを自分で作って
食べていることに大興奮。ブルーベリーとメイプルシロ
ップと供に、ペロリと2枚完食でした♪
2013年もあと1ヶ月。
皆さまに、思い出深い時間が降り積もりますように