日曜の夜中、時計が1時間早まり、サマータイムに
なりました。とは言っても、外はまだまだ息の白く
なる寒さで、冬の置き土産のように、週末ごとに
まとまった雪が降っています。
息子は、初めての長靴で、雪や水たまりの中を歩く
楽しさを覚えました。普通の靴でもザブザブと入って
しまうので、今日もヒーターの上で乾燥中です
そして、積もりたての雪で遊んでいたはずが、カメラ
を構えたレンズの向こう側で、雪をパクパクパク!
天然かき氷を美味しそうに頬張っていたのでした。
そんな雪景色にも暖かい陽が降り注ぎ、迎えた2年目の
3月11日。この日は、息子と一緒に図書館に出かけたの
ですが、そこで出会った女の子のママとしばらく話を
している中、「日本は大丈夫? 今日はあれから2年目の
日だから・・」と言って下さったのです。エチオピア人
のその方は続けて、今も自分の家に帰れずにいる人は
どのくらいいるのかと心配して色々尋ねて下さったの
ですが、正確なことを答えられなかった自分を、心から
恥ずかしく思いました。そして、海を隔てた地からも、
こうして寄り添わせてくださる尊い想いと、横を駆け
抜けていく子どもたちの姿の煌めきとに、様々な想い
が静かに募る1日でした。
3月に入り、息子、夫、私と3人続けて風邪っぴきでした
が、やっと根強い風邪も退散してくれました。こうして
日々を重ね、新たな季節を迎えられることに感謝しながら
美しい冬の名残と自然の様々な姿を、小さな体いっぱいに
体感してもらいたいと思います。
どうか、素敵な春をお迎えください