MAI FUKASAWA Website | Blog

蒼天ツアー

週末、アメリカ東部を旅行中のゲストがお二人。
ボストンをご案内、のはずでしたが、私もすっかり
初心にかえり、ボストン名所めぐりを満喫してきました。

街の大きさも、そして季節も歩いてまわるのにちょうど
いいので、海沿いのマーケットを通って港をお散歩して、
Boston Commonという大きな公園を横切り、
Newbury Streetの端から端まで。
夕食の頃にはもうお腹ペコペコ！この機会にと
楽しみにしていたロブスターとクラムチャウダーを
注文して、ボストン1泊満喫コースのしめくくりです。





この中にリスが5匹かくれています＊

この数日は、春をとびこして夏がきたかのような陽射しで、
夕暮れ前の公園でも、冬眠から目覚めたリスたちが
コロコロと元気に走り回っていました。





先週は白い息がまだ出そうな雨だったのに、とたんに
30度近くまであがって、皆ノースリーブにサンダルの
夏仕様です。すっかり忘れていましたが、ここでは
春と秋がほとんどないと聞いていたのでした！

花咲爺さんもリスも大忙しです。

卯ノ花月

ぐんぐん暖かくなってきました。
ボストンに来たのは去年の6月なので、
この季節は初めて。
冬の間すっかり枝と幹ばかりになっていた木々が、
花咲爺さんが現れたように、こんもりと
白や山吹色や鮮やかな緑に包まれ始めました。

やっぱり桜のような木もあり、そして木蓮もきれいに
咲き始めています。今度写真を撮ってこよう！





久しぶりにコートなしで出かけ、通りかかった大木を
見上げると、さささっとリスが駆け上がっていきました。
お互いに気付いて、そーっと息の潜めあい。

そしてふと振り返れば、パイレーツ・オブ・カリビアンから
抜け出してきたような人がポストに手紙を投函していたり、
その横では巨大なコタがお散歩をしていたり・・
(大きなプードルをよく見かけるのです！)
すっかり陽気な春の到来です。

久しぶりのパウンドケーキ。

そして、自家製パン！
・・・と、いつかなりたいのですが・・

夫の仕事場の近くにおいしいベーカリーがあり、
朝のうちにお願いしておくと、午後までに丸ごと
焼いておいてもらえるそうなのです。

耳がうすくてカリッと、そして中はフワフワもちもち！
うーん。いつかこんな風に作れるようになりたいな。
リスのおやつ用に、ポケットに忍ばせておきます。

ステキな週末をお過ごしください ♫

初作と名作

今週はピザを焼く！と宣言して
材料も買ってきていたものの、
ちょぼちょぼと延期に・・

そしてギリギリ日曜の夜、生地から初挑戦。
熱湯とボウルで思ったより手軽に発酵ができ、
1作目のマルゲリータが完成しました！

ピザ生地はまだ、冷凍庫にも眠らせています ♪
アンチョビやチーズ、ナスなどもおいしそう・・
生地が、今回は思ったよりふっくらだったので、
今度はパリパリのクリスピー生地を目指してみます。
次はバジルに火が通り過ぎないようにしなくちゃ。

先日、特集上映に合わせて渡米されていた
吉田喜重監督と岡田茉莉子さんご夫妻の対談を
聞いてきました。その後、遅くまで映画と
ドキュメンタリーも上映されて盛りだくさん。

台詞の微細なニュアンスに魅入りながら
(やはり美しい日本語は心が潤います・・)、
さらに口数少ないストイックな英語字幕も印象的で、
台詞との信頼関係や観客との共振に委ねられ、
ことばそのものの輝きが際立っていました。

帰り道、雨が降り始めて白い息だったのですが、
小振りの花をちらほら見つけました。夜桜風です＊

縞縞

真冬は3時ころ、真夏には9時すぎの日没。
最近はちょうどその中間です。ずいぶん
日が長くなりました。

日の出日の入りの時刻や位置が刻々と変わり、
このごろは春のしるしのように、部屋によく
縞縞が現れます。





あれ？1枚だけ色が違う・・

しばらく、向かいのお家の工事をしているのですが、
トントンカンカンカンという音の合間に、職人さんたちの
笑い声が聞こえてきます。たまにすれ違っても
「Hello～！」と力仕事の疲れも見えず、扉には

『騒音でご迷惑おかけします。中で頑張っています。
　工事はいつか、なるべく早く終わります！』

と張り紙が。
こんな空気の中で生まれたお部屋は、この先もきっと
あたたかい時間が刻まれていくのだろうな。


マフラーたち、ようやくの春休み。
今年もフル稼働で頑張ってくれました！

Stars on Ice

Stars on Iceという、フィギュアスケートの
メダリストのアイスショーを見てきました。

98年の長野オリンピックの直前、
テレビをつけたときにたまたま中継していたのが、
フランスのアニシナ & ペーゼラ・ペア！
それ以来念願の、初めて見るフィギュアスケートの
ステージでした。

YouTube: Anissina & Peizerat- 1999-2001 GPF- "Carmina Burana"

会場は多目的のスタジアムで、アイスホッケーや
バスケの試合なども行われているようです。
こうしたスタジアムの雰囲気は久しぶりでした。
競技会にはない照明の演出がつき、
衣装や振り付けも華やかさ満開です。






妖精のような衣装！　日本からは佐藤有香さんが出演していました。

そして、オリンピックなどリアルタイムで
激闘を見ていた選手もいたので、ますます興奮！

趙 宏博 & 申雪・ペア ／ イリヤ・クーリック選手

サーシャ・コーエン選手 ／ キミー・マイズナー選手

・・と、前半はこまめにシャッターを切っていたのですが、
後半はすっかり見入ってしまい、撮り忘れました。。

「才能を努力で磨き上げるとどうなるのかが
分かった気がする」シルヴィ・ギエムのバレエを
初めて観たときの、友人の言葉が甦ります。
後ろ向きで3回転半、4回転・・つい聞きなじんで
しまいますが、目の前で起こるそのジャンプの度に、
あまりの現実離れした技に、自分の体もふわりと
宙に浮き上がるような感覚でした。

*******


この数日、日本の桜満開の写真を楽しく眺めています。
ロンドンにも桜そっくりの木がありましたが
(実はアーモンドの木なのだそうです。知らなかった！)
そちらも綺麗だろうな。
今日のボストンは霧雨。これを越えたら
少し春に近づきそうです＊

たまごの事情 2

ロンドンのJapan Centre、ボストンのコトブキヤ。

ちょっとしたスーパー並みの規模と品揃えの
日系食材店のおかげで、ずいぶん和食に不自由せずに
いられたのですが、そのコトブキヤが
来月閉店してしまうそうなのです。
これは残念・・





アジア食材店や、普通のアメリカのお店でも
日本の食材はちょくちょく売られていますし、
さすがシーフードの街なので、色々なお寿司
(カリフォルニアロール風で体裁は違うのですが)も
おいしくて人気なのですが、それでもわざわざ
コトブキヤに足を運ぶ理由のひとつが
生卵なのです。

S・M・Lではなく、Large・Super Large・Jumboと
かなり大きめな(!)サイズ展開のアメリカ卵ですが、
イギリスのたまご事情と同じく、一般的には
生で食べることは推奨されていない模様・・

日本で思い切り食べたいものの筆頭が、
今は生卵です。
郊外に代わりのお店ができるそうなので、
時々はるばる買いにいこう☆






「火事だよ、逃げないと！」
「・・・！！！・・・？？？」
と、エイプリルフールで景気よく始まった新年度。
色々なサイクルで色々なことが回っていますが、
やはり1月と4月は自然と気持ちが新しくなります。

薪もそろそろ売り納め。
あちらこちら、桜満開のニュースが楽しみです！