MAI FUKASAWA Website | Blog

Valentine & Eric Carle Museum

今年のバレンタインは、チョコレートではなく
黄桃のレアチーズケーキになりました
底のクッキー地にジンジャーブレッドを使ったら
ちょっと味が強くなってしまったのですが、上の
レアチーズムースと黄桃ゼリーはさっぱりといい
感じに仕上がりました


週末は、以前から行ってみたかったAmherstという
街にあるエリック・カール美術館へ。ボストンから
西へ、車で2時間ほどの道のりです。
ギャラリーではエリック・カールの人生とともに
初期からの作品や道具が展示されているのですが、
絵本の美しい色彩ばかりでなく、版画も素晴らしい
ものでした。それ以外にもアメリカの絵本作家の
ギャラリーや、絵本ライブラリー、小さな劇場や
アート・スタジオなどもあり、とても心地のいい
空間でした。ショップでは、エリック・カールの
大きな絵本を購入




Eric Carle Museum
125 West Bay Road, Amherst, MA 01002
+1 413 658 1100


帰りがけ、近くにあったFarm Marketに寄ったの
ですが、こちらがまた可愛らしいマーケットでした。
リンゴだけでもすごい種類！そして、店内にあった
ベーカリーでおやつに買ったりんごのドーナツや
パンがびっくりするくらい美味しくて、買い足しに
引き返そうかと思ったほどです。たっぷり食べて、
のんびり美味しい休日になりました

The King's Speech

鳩たち、おしくらまんじゅうで暖まっています。
それでも寒そう!!





先日、雪かきされた雪が、左右に壁のように
積み上がった細い歩道を歩いていたのです。
転ばないようにと足元を見ながら、一歩ずつ
ゆっくり踏み出していたのですが、前方から
人の気配がしてふと見上げると、2羽の大きな
七面鳥が！見回しても他に人の気配はなく、
七面鳥が逃げたり引き返したりする気配もなく、
道にはすれちがえるスペースもなく、道沿いの
建物の段差に一歩引っ込んだら、七面鳥たちは
私を一瞥して、そのまままっすぐ駅までの道を
進んでいきました
その後会った生徒さんや、家に帰ってから夫に
詳しく話しながらも、雪や寒さの中、幻を見たの
ではないかと思ってしまうような、静かな雪の
中で、七面鳥と3人きりの不思議な空間でした


週末は久しぶりに映画館へ。『The King's
Speech(英国王のスピーチ)』を見てきました。





現エリザベス女王の父・ジョージ6世が、王室という
特殊な環境の中で苦しみ、吃音症を抱えたまま王座に
即位し、吃音症と様々な葛藤を克服していく姿が、
1人の人間としてとても魅力的に、真摯に描かれています。
ジョージ6世を演じるコリン・ファース、王妃役の
ヘレナ・ボナム＝カーター、吃音症に共に向きあい、
ジョージ6世と深く友情を交わしていく言語療法士役の
ジェフリー・ラッシュ、それに音楽やカメラワークも
素晴らしく、最後の英国民へ向けた開戦スピーチの
シーンは落ち着いた格調高い演出で、大好きなシーンの
ひとつになりました
この史実は、ジョージ6世に続いて王妃が亡くなった
2002年に、言語療法士の手記によって初めて公に
なったのだそうです。イギリス英語や今と変わらない
ロンドンの街並など、懐かしさも満載でした！
ぜひ観にいらしてみてください

『英国王のスピーチ』 公式サイト

初記録

一昨日はこの冬1番の、そしてボストンに来て1番の寒さ
になりました。気温はマイナス20度前後で、体感温度は
マイナス29度！
エスキモーもびっくりの、最高レベル防寒でモコモコ
外に出かけたのですが、空気が冷たすぎて奥まで息が
できないのです。歩いている人が皆同じように鼻先と
ほっぺたを赤くして、すれ違いざまに「寒いね。凍ら
ないようにね。」と交わす会話が、余計にあたたかく
感じられます。バッグを開けると、中から雪の結晶が
パラパラパラ・・

夜はポタージュを作っていたのですが、ミルクで
煮込んだ野菜を、ミキサーにかける前に1度冷ますと
いうところでふと思い立って、お鍋ごと雪の積もった
ベランダへ。コートを羽織って、数分ごとにかきまぜに
行っていたのですが、何度目かであやうく凍ってしまう
ところまで冷めていました。早かったー！





この冬は、いつも以上にオーブンが大活躍です。
今日はバナナクランブルを焼きました。食べる前に
また温め直して、アイスを添えてみよう

お正月

ちょっと遅くなってしまいましたが・・
新年あけましておめでとうございます





ボストンは年明けの午後から気持ちのいい晴天に
なり、清々しいお正月の空が広がりました

MITのチャペルに初詣に行こうと、買った
ばかりの大きな水筒に熱々のお茶を入れて外に
出ると、街はまったく普段通り！お店もカフェも
いつも通りに開いていて、やはりこちらのメイン
イベントは圧倒的にクリスマスのようです。
チャペルは閉まっていたので、敷地内のベンチで
お茶タイムをのんびり楽しんでいたら、もう
リスが元気に駈けまわっていました





今年はいつにも増して、お節やお正月の材料が
手に入らず・・(この2年で、2件あった日本食材の
お店がどちらも閉店や移転でなくなってしまったの
です・・) お節はミニプレートで、あとはお雑煮や
ちらし寿司でお祝いしました 何とかお餅は手に
入ってよかった！

今年はより、1日ずつを大切に積み重ねていきたいと
心新たにできたお正月。皆さまにとって、笑顔と
輝きに満ちたすばらしいお年になりますように！
今年もどうぞよろしくお願いいたします

よいお年を

寒さがほっと和らいだ年末、今日はミルクレープを
焼きました。クレープを焼くのは久しぶり！中学の
調理実習で習って、もう楽しくて、家でたびたび
焼いては家族に食べてもらったものです
これは、明日の大掃除のあとのお楽しみに・・♪





今年も、遠くボストンにいながら、本当に
たくさんの方々にお世話になりました。
今年も1年ありがとうございました。
来年また、皆さまにとってとびきりステキな
お年となりますように！

どうぞよいお年を

満腹クリスマス

イブは、ボストンポップスオーケストラが12月に
ずっと開催しているクリスマスコンサートに
出かけてきました ホールに着いてみると
客席がすべて取り払われ、円卓と椅子が所狭しと
並び、電飾やツリーとともにホールごと大変身して
いました。演奏中も客席で飲み物など注文できて、
コンサートというよりもパーティー会場のようです。
オーケストラにコーラスが加わり、サンタさんも
登場しての賑やかなコンサート、ボストンでは毎年
恒例行事として楽しみにしているご家族も多いそうで、
おめかしをした可愛い子達もたくさん来ていました





イブから4連休だったのですが、コンサート以外は、
お家でのんびり。クリスマスから数日、ものすごい
吹雪だったのです。クリスマスには、今年はラムを
オーブンでじっくり焼きました。そして、この季節
の名物、巨大な丸パンも！あれこれと食べ方と変え、
今日やっと半分を過ぎたところです。パンのお供に
スープを作ったのですが、家の近くのカフェにある
カボチャとリンゴのスープがいつも美味しくて、
ちょうどButternut squashというひょうたん型の
カボチャが届いていたので、レシピを探してみました。
自然な甘みとハーブの香りで、外の雪を見ながら
ほっこり温まりました





吹雪のあとの、3日ぶりの夕焼け。とても幻想的
でした。今年ももうあと数日。気温はそろそろ
零下2桁に届きそうです

Happy Halloween

先日、まだあまり使ったことのない電車に乗る
用事があったのですが、街の中心からほんの2駅
進んだだけで、すっかり風景が様変わり。
駅のホームから森と遊歩道が続いていて、秋の
入口のような景色が広がっていました。こちらも
急に寒くなり、今ころが紅葉のピークです


まだハロウィンには少し早かったのですが、
カボチャとクランベリーでパンプキンパイを
作りました。Butternut squashという、
アメリカに来てから知ったひょうたん型の
カボチャです。普通のカボチャより水分が
多めだと書いてあったのですが、冷めたら
ちゃんと固まってよかった
お店はどこも巨大なカボチャがゴロゴロと
山積み！ハロウィンがちょうど週末に重なる
ので、賑やかな光景がたくさん見れそうです♪

Oktoberfest

今年もOktoberfestの季節がやってきました！
お天気にも恵まれ、気持ちのいいお祭り日和です。
午後になってからのんびり出かけて、ライブの
演奏や踊りを見ながら、今年はタイ料理の屋台と、
飲み物はやはりアップルサイダー
せっかくドイツのビール祭なので、ビールや
ソーセージも頬張りたいところでしたが、
どの屋台からもいい香りがしていて、すっかり
目移りしていまいました。

このあと、ハローウィン、サンクスギビング、
クリスマス・・と、年内はイベント続きです。
かわいい生徒さん姉妹は、今年のハロウィンは
アリスと帽子屋になるそうで、メイク道具や
衣装の候補も見せてもらいました。どんな変身
になるか楽しみ


夜はチーズケーキ作り。食欲の秋真っ盛りです。
実はこの数日前にもチーズケーキを焼いたの
ですが、マスカルポーネとクリームチーズの
割合がよくなかったのか、ちゃんと固まらず
不思議なスフレのような仕上がりに・・
今回はクリームチーズだけにして、焼き皿も
もう一回り大きいものを使って、しっかり
焼き上がりました。今年の秋こそは、旬の
カボチャやリンゴでパイにも挑戦してみよう

秋雲

数日前、見上げると満月。ちょうど1ヶ月前の
満月の夜は、白い砂漠の下にいたのだと思うと
不思議です

実はキャンプ用品やテントなど、今回の旅のために
買いそろえたのですが、名残惜しくて、しばらく
出したままだったのです。本当はボストン界隈で、
紅葉の中もう1度くらいキャンプができたらと思って
いたのですが、紅葉が始まりかけたばかりの今も
すでに気温が一桁に届く日もあり、キャンプは次の
暖かい季節までお預けになりそうです。

最終地のサンフランシスコで、旅の記念に買った
お皿がやっと届きました。和食にも洋食にも合って、
色々活躍してくれそうです





大空を羽ばたいているような雲が現れました！
こちらももうすっかり秋
今夜はコトコトポトフを作ることにします♪

時間が止まる

盛り沢山の試験週間と夏学期が終わった日に、
腕時計が止まりました。腕時計もお疲れさま

前回、電池を取り替えた日のことを、よく覚えて
いるのです。2005年、ロンドンに留学していた
冬のある週末、1人でふらりとオックスフォード
日帰り旅に出かけたのですが、ロンドンから向かう
バスの中で腕時計がストップ。しかも、その日に
限って携帯電話も部屋に忘れてきてしまったのです。

オックスフォードの大聖堂や、カレッジや街を
歩いている時も時間の感覚がなく、それも街の印象と
しっかり結びついています。時計のない旅もいいな、
なんてのんびりと歩き回っていたのですが、夕暮れ
になり、帰りのバスの時間も気になり始めたころ
(街なかの時計は止まっていたり、夏時間のまま
だったりが多いので、あまり当てにならないのです)、
小さな時計屋さんを発見。おじいさんに街の話などを
聞かせて頂きながら、丁寧に新しい電池を入れ直して
もらったのでした

あれからもうすぐ5年！
今、また時計屋さんを探し中です。
時計屋さん、普段はなかなか入らないのですが、
秒針の音が何重にも聞こえる空間はドキドキします。