MAI FUKASAWA Website | Blog

夏の終わりに

というよりも、秋の終わりなのではという、
ぴんと空気の張った朝が増えてきました。

ギリギリのタイミングで、週末ホエールウォッチングへ。
初めてクジラに会ってくることができました！





クジラの住む区域まで、往復3時間の道のりです。
ちびっこもお待ちかね。

それにしても、観光船とは思えない超高速スピードと揺れに
船内でもヨロヨロ、甲板に出てもっとクラクラ・・
ディズニーランドのアトラクションかなと幻覚も
見始めたのですが・・そんなこんなで片道1時間半。

現れました！

3頭いつも一緒です。家族・・？仲間だったのかも
しれません。ずっと並んで、あちこちに姿を見せて
くれました。動きがゆったりと優雅で、雄大な
スローモーションを見ているようです。
船が近づいても悠々と潮を吹き上げていました。

11月以降、寒い季節のあいだはお休みになるので、
今頃もフェリーはほぼ満席。海の上は寒いと教えてもらって、
マフラーをぐるぐる冬並みに着込んでいったのですが、
お天気にも恵まれ、うれしい初対面になりました。
かなりの確率で遭遇でき、もし見れなくても同じクルーズの
引換券をもらえるそうです。また来年見に行けたらいいな。

Boston Harbor Cruises


そして、夏を食べおさめ。大好きなスイカを使った
冷製パスタです。この夏お気に入りのレシピになりました。

＊ スイカとバジルの冷製パスタ ＊

＜材料＞(2人分)
スイカ 300g
アボガド 1コ
バジル 5〜6枚
カッペリーニ 140g

○ オリーブ油　大さじ6
○ 白ワインビネガー　大さじ2
○ にんにく(すりおろし)　1片
○ 顆粒コンソメ　小さじ2
○ 塩コショウ　適量

＜作り方＞
1) スイカ200gは1〜2cm角に切り、残りの100gをすりおろします。
2) アボガドもさいの目に切り、バジルを大きめに刻みます。
3) すりおろしたスイカと、○をボウルに入れ、よく混ぜて
ソースを作ります。角切りにしたスイカとアボガドも加えて、
冷蔵庫でよく冷やします。
4) カッペリーニを茹で、氷水で冷やして水気を切り、ソースと
混ぜて器に盛り合わせます。最後にバジルを飾って完成です。


目を閉じて横になると、まだ体に波の感触がのこっています。
クジラといえばピノキオ！
久しぶりに懐かしい映画を見たくなってしまいました☆

7年目の空

9・11のニューヨークに行ってきました。

グラウンド・ゼロではたくさんの人が集い、歌い、
祈りを捧げていました。敷地をとりかこむフェンスには、
亡くなられた方々の名前が刻まれた国旗とお花が飾られ、
その中ではもう、新しいビルの建築が始まっていました。

言葉も見つからぬまま、そのあたりを少し散歩しました。

すぐそばのウォール街の教会の外庭にあった、巨木の根の
赤いオブジェ。爆風で倒されてしまった木の根をかたどった
ものだそうです。ワシントンスクエアの公園には焼け残った
大きな金色の地球儀が置かれ、殉職された消防士さんの
写真に寄りそうように、追悼の火が灯されています。
西日のなか、公園に面した海の向こうで松明をかかげる
自由の女神が、とても象徴的に目に映りました。

夜、街を歩いていてふと振り返ると、ずっと南、
ツインタワーがそびえていたはずの場所に、
2本の光の塔が高く高く空までのびていました。

倒壊後、フェンスに書き残されていた言葉を、
あとになって知りました。

We're all the same color
when you turn out the lights.





翌日も清々しい秋晴れになりました。

日本から取材にいらしていた出版社の方たちと合流し、
ミュージアムやSohoめぐりのおだやかな休日。
車が行き交う車道のまんなかで、踊るように
シャボン玉をまく女性、使い古されたドラム缶から
魔法のようにリズムを紡ぎだす男性・・街角のすみずみまで
ニューヨークらしいパワーが満ちていました。

グラウンド・ゼロには、ツインタワーを凌ぐ、
世界一となる高さの高層ビルが建てられるそうです。
1年に1度だけの、あの光の「しるし」がとどく世界中の空が、
これからずっと平和でありますように・・

おこり坊

先週、自然史博物館に行ってきました。
ハーバード大学ののどかな構内にある、
古くてあたたかい時間の積もった場所でした。
恐竜の骨や動物のジオラマ、太古の植物や鉱石など、
図鑑の中を探検しているようです。標本室の空気は、
なんだかいつもわくわくしてしまいます。

ミュージアムショップでこんな子を見つけて
しまいました。ペルーの指人形です。
何だかものすごく怒っていてかわいい・・





雄叫び。





マシュマロの嬉しいメッセージをいただいたので、
レシピを載せてみます！ぜひぜひお試しください ♪

＊ ふわふわマシュマロ ＊

＜材料＞
粉ゼラチン　20g
水　120cc
グラニュー糖　120g
コーンスターチ(または片栗粉)　適量

（メレンゲ）
卵白　2個分
グラニュー糖　30g

＜作り方＞
1) お鍋にゼラチンと水を入れて、ゼラチンをふやかします。
それから中火にかけて煮溶かし、グラニュー糖を2回に
分けて入れ、木べらなどでよく混ぜて溶かします。
そのまま1度火からおろします。
2) メレンゲ用の卵白とグラニュー糖をボールに入れて、
角が立つまで泡立てます。
3) 1)のゼラチン液を弱火にかけ、しっかり溶けている状態で
メレンゲに少しずつ加え、そのつど泡立て器でよく混ぜます。
すべて加えたら、さらに泡立て器で軽く角が立つまで泡立てます。
4) ラップをしいた容器に流し込み、表面を平らにならして
冷蔵庫で30分冷やします。
5) ラップごと持ち上げてまな板にのせ、全体に片栗粉をまぶして
切り分けます。

型で抜いたり、食紅をまぜてマーブル状にしたりもできるそうです。
今度はココアや抹茶の粉をまぜて、味の種類をふやしてみようかな。

秋

最近はとても心地いい気候になりました。
朝夕の少しひんやりした感じなどはもうすっかり秋で、
嵐に飛ばされそうになっていた先月が、やはり夏の
ピークだったようです。

ロンドンから出張もかねて遊びにきてくださった
サチコさんと美術館めぐりをしたり、マリコちゃんに
贅沢なジャズライヴに誘って頂いたりしながら、
あっという間に季節が移り変わりました。

港にある美術館の、海に面した大きなテラスでゆったりと
音楽が奏でられ、錚々たるメンバーのビッグバンドの
ライヴがすぐそばのレストランで聴けてしまい、
夏のオーケストラの野外コンサートが無料で公開されて
いるポスターを見かけるたびに、自然やアートや音楽が
街と生活とよりそいあって、誰にでも開かれている
豊かさを実感します。
ロンドンでも大きな美術館や博物館はどれも入場料がなく、
休日などには子供たちが公園でリスを見つけたときのように
展示をみて大興奮している姿がとても印象的でした。
日本にもこれからまだたくさんの可能性があるのだろうなと、
もう10年も前、川崎市民ミュージアムの吹き抜けのロビーで、
たった30人くらいの聴衆の前で行われた、ジェフスキーの
夢のようなリサイタルを思い出します。





先週末は3連休。ロンドンのおみやげに頂いたおいしい
アールグレイで、久しぶりにクッキーを焼きました。
型を持ってきていなかったことを途中で思い出して、
手でコネコネ形づくり。不揃いなのが気になりつつ・・
ちょうど落ち葉っぽく(?)なりました。

そして、先月MoMAのカフェで食べたハンドメイド・
マシュマロが忘れられず、マシュマロにも初挑戦。
でも作りかたを調べてみたら、実はとても簡単だったのです。
材料はお水、ゼラチン、卵白とグラニュー糖だけ。
マシュマロだけ食べると、固めのわらび餅のような不思議な
食感だったのですが、熱々のココアに浮かべるといい感じに
とろーりと溶け出しました。そして、飲みきれなかった分を
ひと晩冷蔵庫に入れておいたら、マシュマロのゼラチンが
固まったようで、ココアムースができあがっていてびっくり！
それも上はフワフワ、下はしっとりの2層になっていて、
2度楽しめました＊





今日は雲がまた増えてきましたが、その向こうの
西海岸のハリケーンや、日本のゲリラ雷雨も気がかりです。
どうぞお気を付けておでかけください☆